「ニューアルパカストーブを手に入れて4シーズン目に突入するのでレビューします!」
2020年にニューアルパカストーブを手に入れて早4年目。
冬キャンプでは絶対に欠かせないアイテムとして活躍しています。
また、キャンプだけにとどまらず自宅でも使用しているので、使用頻度はかなり高いです。
日本の安全基準(JHIA)をクリアしニューアルパカストーブとして生まれ変わって人気に火が付き、さらに2021年には新色のオリーブも追加されオシャレなキャンプギアとして一層磨きがかかりました。
ではニューアルパカストーブの使い心地は実際どうなのか?
徹底レビューしていきます。
ニューアルパカストーブを徹底レビュー
ニューアルパカストーブを丸3年使ってきた私がわかることをレビューしていきます。
魅力的な点・気になる点を包み隠さず紹介しますね。
ニューアルパカストーブの魅力(メリット)
前進モデルのアルパカストーブからニューアルパカストーブにモデルチェンジして、魅力的なポイントがいくつか追加されました。
まずはニューアルパカストーブの魅力的な点から紹介していきます。
- 日本の安全基準(JHIA)をクリア
- 灯油漏れしない
- ハイカロリー(高火力)
- コンパクトなサイズ
- 専用ケース付き
- 可愛らしいデザインと新色オリーブ
- ストーブの上で簡単調理
日本の安全基準(JHIA)をクリア
ニューアルパカストーブにモデルチェンジして安心・安全という点で大きな魅力が追加されました。
それは日本の安全基準(JHIA)をクリアしたこと。
ニューアルパカストーブは韓国製品ですが、日本の安全基準をクリアしているという点で、我々日本人にとって重要な改善ですよね。
灯油漏れしない
ニューアルパカストーブは給油口の燃料油キャップにゴムパッキンが施され、灯油漏れがしなくなりました。
前進モデルのアルパカストーブでは灯油漏れが多数報告されていましたので、とても嬉しい改善点です。
実際、私もキャンプに行く際は灯油を満タンにした状態で持ち運びますが、1度も灯油が漏れたことはありません。
キャンプ場付近は山道やデコボコ道が多く不安定ですが、「灯油が漏れるかも」という心配はまったく必要ありません。
ハイカロリー(高火力)
ニューアルパカストーブは小さいのにハイカロリー(高火力)です。
キャンプで見かける石油ストーブ、トヨトミレインボーストーブ・フジカハイペット・アラジンブルーフレームと比較してもっとも高い数値を示しています。
画像はサーカスTCの中でニューアルパカストーブを使っている様子ですが、2月初旬のふもとっぱらキャンプでもニューアルパカストーブ1台でぬくぬく過ごせました。
私はトヨトミレインボーストーブも所有していますが、キャンプで使うならハイカロリーのニューアルパカストーブを選びます。
コンパクトなサイズ
ニューアルパカストーブはハイカロリーなのにコンパクト設計。
サイズでも他の対流式石油ストーブより優れています。
持ち運びの利便性が高く、設置スペースも小さく済むので、ソロキャンプ用のテントでもスペースを圧迫しません。
画像はソロベースEXにニューアルパカストーブを設置したものですが、余裕で収まります。
専用ケース付き(期間限定)
ニューアルパカストーブには期間限定で専用ケースが付属してきます。
私が購入した2020年は赤色の派手な専用ケースでしたが、2021年からは黒色のケースに変更されより格好良くなりましたよ。
専用ケースは肉厚なので衝撃を緩和してくれます。
また最新2021年以降の黒いケースにはポケットも付いているので、点火に必要なマッチやライターを収納しておけますね。
専用ケースがあると持ち運びしやすく、使用しない時期の収納にも役立つので嬉しい魅力です。
※限定期間が終わると専用ケースは別途購入する必要があります。
可愛らしいデザインと新色のオリーブ
デザインも選ぶうえで重要なポイントですね。
ニューアルパカストーブのシンプルですっきりした可愛らしいデザインが気に入っています。
私が購入した2020年までは黒色のモデルしかありませんでしたが、2021年からはオリーブカラーが登場。
オリーブカラーも可愛いですよね。
自宅で使うときのインテリアとしても魅力的です。
ストーブの上で簡単調理
ニューアルパカストーブの天板は広いので、画像のように10inchのダッチオーブンも安定して乗せられます。
冬に食べたくなる煮込み料理やスープなどは、ストーブの上に乗せてほかっておくだけで完成するので調理がとても簡単。
またケトルを乗せてお湯を沸かしておけば乾燥を防ぎ加湿できるので重宝しますよ。
- 日本の安全基準(JHIA)をクリア
- 灯油漏れしない
- ハイカロリー(高火力)
- コンパクトなサイズ
- 専用ケース付き
- 可愛らしいデザインと新色オリーブ
- ストーブの上で簡単調理
ニューアルパカストーブの気になる点(デメリット)
次にニューアルパカストーブを使っていて気になる点を紹介します。
- 火力調整ができない
- 点火方法がライター及びマッチ
- 燃費
火力調整ができない
ニューアルパカストーブは火力調整ができません。
火を大きくしたり小さくしたりするつまみは付いていますが、これは適正な燃焼具合を維持するための調整つまみで、強火にしたり弱火にしたり室内の温度調節用のものではありません。
取扱説明書にも記載がありますが、常に適正な燃焼を保っていないと一酸化炭素発生の原因になりますので注意しましょう。
点火方法がライター及びマッチ
ニューアルパカストーブに点火するにはライターやマッチが必要です。
このレトロな点火方法が懐かしいという気もしますが、ライター・マッチを忘れてしまうと火を付けられないので注意しましょう。
2021年モデルからは専用ケースにポケットが付いていますのでライター・マッチを常備しておくと良いですね。
ちなみにトヨトミレインボーストーブは電子点火方式なのでライター・マッチは必要ありませんが、別途乾電池が必要です。
燃費
ニューアルパカストーブはハイカロリー(高火力)がメリットとしてあげられますが、ハイカロリーが故に燃費が劣ります。
燃焼継続時間が燃料満タンで10時間なので、点けっぱなしだと1泊のキャンプでも燃料切れを起こします。
10時間以上ストーブを焚くのであれば予備の灯油を準備しておきましょう。
- 火力調整ができない
- 点火方法がライター及びマッチ
- 燃費
ニューアルパカストーブ製品仕様
型式名 | TS-77JS-C | 燃焼継続時間 | 10時間 |
種類 | 自然通気形開放式石油ストーブ(しん式・自然対流形) | 暖房のめやす | 13~17㎡ |
点火方法 | 点火用ライターまたはマッチ | 外形寸法 | 高さ405㎜×幅350㎜×奥行350㎜ |
仕様燃料 | JIS1号灯油 | 重量 | 約6.6㎏ |
燃料消費量 | 3.0kW(0.293L/h) | しんの種類 | 普通筒しん(TS-77JC) |
暖房出力 | 3.0kW | しん呼び寸法 | 径95㎜×厚3㎜×長200㎜ |
油タンク容量 | 3.7L | 安全装置 | 対震自動消火装置(しん降下式) |
他社製品との比較表
反射板があると熱効率up!
反射板は必要なアイテムというわけではありませんが、反射板を付けることで一方向へ熱を集中させ熱効率を高めることができます。
しかし、ニューアルパカストーブには専用の反射板がありませんので、必要な方は自作するか大型風防で囲むかのどちらかです。
私のオススメは大型風防で囲むタイプ。
詳しくはこちらの記事↓
自作反射板も簡単で安価にできますので気になる方は是非挑戦してみてください。
こちらの記事で作り方を紹介しています↓
反射板があるとより快適にニューアルパカストーブを使用できますよ。
ニューアルパカストーブで冬キャンプを快適に!
キャンプに石油ストーブは今やマストアイテムです。
ニューアルパカストーブは対流式石油ストーブの中でもコンパクトでハイカロリー(高火力)。
デザインも可愛いのでお気に入りです。
キャンプ用に石油ストーブの購入を検討されている方は、是非候補に入れてみてはいかがでしょうか?
ニューアルパカストーブのお手入れ方法や芯の交換方法は、こちらの記事で紹介していますので参考にしてみてください↓
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