【徹底レビュー】ソロベースEX使用歴3年の私が経験談をもとに解説

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人気パップテント「BUNDOK(バンドック)ソロベースEX」がどんなテントか気になっている方、すでにユーザーだけどもっと快適にソロベースEXを使いこなしたいと考えている方へ。

ソロベースEX使用歴3年以上の私が自身の経験談をもとに徹底解説します。

“軍幕”と呼ばれるように海外の軍人が使っていたパップテントを模した形のソロベースEX。

発売当初は男性ユーザーばかりでしたが、最近では女性ユーザーも多く見かけます。

森の中・サバイバル感がとっても良く似合うテントですよ!

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目次

ソロベースEXは何人用テント?サイズ・寸法は?

ソロベースEXは名前のとおり1人用のテントです。

テント設営時のサイズは(約)幅360㎝×奥行190㎝×高さ110㎝。

身長は低いものの、テント内は外観の見た目より広く感じられます。

一般的なサイズのコットは入れることができますが、脚が低いタイプのコット(いわゆるローコット)の使用をおすすめします

テントの高さが110㎝を中心に三角形ですので、脚の長いタイプのコットでは頭や体がテントに触れてしまいます。

私が使っているネイチャーハイクのコットのように脚の高さを変えられるコットだと都合が良いです。

コットを入れて就寝スペースを確保しつつ、荷物を置くスペースもしっかりありますので安心してください。

付属の吊り下げ式メッシュインナーテントの中にもコットを収容できますので、春~秋にかけての虫対策も大丈夫ですよ。

テントを閉め切った状態で大人2人が寝ることも可能ですが、その場合は荷物をテントの外に出しておかなければならないので推奨はできません。

林間サイトのキャンプ場では夜間、野生動物に荷物を荒らされたり、昨今のキャンプブームではキャンプ道具の窃盗の被害も聞きますので大切な荷物は手の届く範囲に置いておきましょう。

製品仕様を表にまとめておきます。

設営時サイズ(約)
フライシート
幅360㎝×奥行190㎝×高さ110㎝
インナーサイズ(約)幅190㎝×奥行85㎝×高さ100㎝
収納サイズ(約)幅47㎝×奥行24㎝×高さ24㎝
重量(約)5.2㎏
材質フライシート/コットン混紡生地(ポリエステル65%・綿35%)、インナーテント/ポリエステルメッシュ・フロア/ポリエステル、フレームポール/アルミ合金
セット内容フライシート、インナーテント、ポール(短)×2本、ポール(長)×2本、ペグ×18本、ロープ×6本(自在金具付き)、エンドキャップ×2個、収納ケース及び取扱説明書
カラーカーキ・サンドベージュ
生産国中国
使用人数1人用

ソロベースEX使用時のレイアウトは?

ソロベースEXの基本レイアウトは片側の幕を跳ね上げたキャノピースタイルです。

テントの中から見る景色はこんな感じです。

キャノピースタイルは開放的で気持ち良いですが、ソロベースEXの欠点のひとつとしてあげられるのがロースタイルキャンプ(低い姿勢)に限定されてしまうところです。

テントの身長が低いのでコットもローコットをおすすめしましたが、アウトドアチェアにおいてもローチェアでなければキャノピーの下に収まりません。

私が使用しているDODのスゴイッスでは、脚をもっとも短くした状態でこんな感じです。

私の身長は約180㎝でローチェアを使えば天井に頭が触れることなく快適に腰掛けることができます。

ソロベースEXのテント生地ポリコットンとは?

ソロベースEXに採用されているテント生地はポリエステルとコットンの混紡生地で「ポリコットン」と呼ばれ、火に強いコットンと水に強いポリエステル両方の特性をあわせ持っています。

火に強いコットンの特性から難燃性が高く、火の粉があたる程度ではテント生地に穴が空くことはありません。

ただし、直接火にあたれば簡単に燃えますので、近くで焚き火をする場合は注意が必要です。

ポリコットン特性としてよく耳にするのが「通気性が良く夏は涼しく、冬は暖かくて結露しにくい」。

ポリエステルのテントに比べて結露しにくいのは実際に効果を体感できます。(※12月~2月くらいにかけての気温が低い時期は結露します。)

しかし、「夏は暑いし、冬は寒い」これが私の正直な感想です。

夏はキャノピースタイルにして前面は開放されていても、左右・後ろは壁になっているので熱がこもります。

冬は外に座っているのと変わらない状況なので、風を凌ぐことはできますが寒さを感じます。

ソロベースEXに限ったことではありませんが、アウトドアの遊びでは季節に応じた対策が必要です。

テントの耐水圧はどのくらいなのか?

雨の日を狙ってキャンプに行くことは少ないと思いますが、キャンプの途中で雨が降り出すことは十分に考えらるので気になるところです。

ソロベースEXの収納袋に書かれている商品仕様の中にPU3000㎜という表記があり、これは耐水圧3000㎜ということを意味しています。

しかし、この耐水圧3000㎜はメッシュインナーテントのシート(底)部分を指していて、フライシートの耐水圧ではありません。

BUNDOKを運営している株式会社カワセさんにメールで耐水圧について質問したところ以下の回答を頂きました。

この度は当ホームページにてお問い合わせ頂き、誠に有難う御座います。

お問い合わせの件です。
TC素材には耐水圧はうたえないこととなっております。
雨を吸って生地が膨張することにより浸透しにくくなります。許容を超える雨量になりますとまた別の話となります。
基本的には豪雨、風などは撤収することがテントの条件となっております。
シートの耐水圧は3000mmとなっております。

今後とも弊社商品をご愛用頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。

株式会社カワセのホームページはこちら

回答の中のTC素材というのはポリコットン素材と理解して良いです。

私の経験では小雨や一時的な雨を凌ぐ程度でしたらまったく問題ありませんでした。

ただし、大雨や断続的な雨だとキャノピー上部に水溜りができてしまいテントに負荷がかかり、地面が雨で緩むとペグの効きも悪くなるのでテント崩壊の可能性を感じました。

ソロベースEXをより快適にするためのカスタムアイテム

私はソロベースEXをもっと快適に使いたいと考え、様々なカスタムアイテムを導入しています。

  • 二股ポール
  • フロントウォール(前幕)
  • グランドシート
  • リフレクター(風防・反射板)
  • ペグ

二股ポールで有効スペースを確保

ソロベースEXを快適に使うのなら二股ポールは必須級アイテムです。

ソロベースEXはテントを2本のポールで支えていますが、このポールをBUNDOKから販売されている純正オプションの二股ポールに変更するだけで室内の有効スペースが大きく広がります。

標準装備のポールで設営する場合、テント内の真ん中に2本のポールが立っているのでストレスに感じていました。

二股ポールはフライシートの三角形に沿った形でテントを支えるので、テント内を遮る障害物がなくなり室内の使いやすさが向上します。

フロントウォール(前幕)は実質のテント拡張アイテム

フロントウォール(前幕)もBUNDOKから純正オプション品として販売されています。

フロントウォール(前幕)は事実上のテントを拡張するアイテムです。

これはキャノピースタイルを維持したままテントを閉じれるという優れもの!

通常、横向きにしか置けなかったコットを縦向きに置けるようになります。

二股ポールと組み合わせて使えばコットを2台収容して、さらに荷置きスペースも確保できるくらいテントが拡張されます。

ソロベースEXでこれだけの広さを一度経験してしまったら後には戻れません。

グランドシートは絶対役に立つ

グランドシートはコットやアウトドアチェアを使わない方はもちろん、荷物を置くためにも必須アイテムです。

地面がぬかるんでいたり、草が茂っている場所に直接座るのや荷物を置くのはちょっと気が引けます。

グランドシートが1枚あれば解決するので用意しておくことをおすすめします。

私が使っているのはODグリーンシート。

安価なものなので汚れたり穴が空いてもお構いなし。

色もソロベースEXのカーキ色と同系色なので雰囲気を損ねることはありませんよ。

焚き火をするならリフレクター(大型風防)の準備を

キャンプの醍醐味のひとつ焚き火をする際に風が強い場合はどうしてますか?

リフレクター(大型風防)があれば風の影響を小さくして焚き火を楽しめます。

BUNDOKから販売されているリフレクターは色がフライシートと同じで雰囲気も良いですが、私のお気に入りは亜鉛メッキ鋼板の大型風防。

焚き火だけでなく対流式石油ストーブの反射板としても使えるので1年を通して活躍シーンが多いです。

ポリコットン生地のリフレクターと違い燃える心配がないので安心して使えます。

ペグ(鋳造ペグ)を用意しておこう

※画像は標準装備のアルミペグ

ソロベースEXにはアルミ製のペグが標準装備されていますが柔らかく実用性は低いものです。

地面が硬い場所では刺さらないことも多く折れてしまいます。

事前にスチール製の鋳造ちゅうぞうペグを用意しておきましょう。

鋳造ペグより強度の高い鍛造たんぞうペグやチタンペグもおすすめです。

ソロベースEXに薪ストーブをインストール

冬キャンプで薪ストーブ憧れますよね。

ソロベースEXで薪ストーブを使うならGstove Heat Viewが使いやすいです。

私も使っているこの薪ストーブは脚が短いので、身長の低いソロベースEXと相性バッチリです。

煙突はサイドのジッパーがダブルジッパーになっているのでここから出せます。

※ベンチレーター(換気口)の丸い穴は煙突口ではありません

薪ストーブを入れる場合は二股ポールの使用をおすすめします。

煙突を出すために薪ストーブの置き場所がソロベースEX両サイドのジッパー下に限定されてしまうので、標準ポールだと邪魔になってしまいます。

アウトドア薪ストーブは屋外での使用を目的として製造されています。また各テント販売メーカーはテント内での火気の使用を禁止しています。テント内で薪ストーブを使用する場合は、火災、一酸化炭素中毒、火傷など安全面に注意しなければなりません。薪ストーブの正しい設置、十分な換気、一酸化炭素警報器の設置、就寝時は必ず消火、まわりの方への配慮など対策を施し自己責任のうえ楽しみましょう。

前進モデル「ソロベース」との違い

ソロベースEXは前進モデルであるソロベースの完全上位互換にあたると考えて間違いありません。

ソロベースEXに改良されて増えた機能は以下の3点。

  • サイドウォール
  • スカート
  • ベンチレーター

どれもソロベースの弱点を補うかたちで追加された機能です。

ソロベースEXに新たに加わった3つのポイントをおさえておきます。

サイドウォール

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1つ目のポイントはサイドウォールの標準装備です。

前面をキャノピー状態にしたとき、左右に壁ができるようになりました。

これにより雨風の侵入を軽減、遮光性アップ、周りからの視線をブロックするなどよりプライベート空間を楽しむことができます。

サイドウォールはジッパーで出し入れ可能になっているので風通しを良くしたい、陽の光を取り込みたい場合はサイドウォールを無くしておけばOKです。

スカート

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2つ目のポイントはスカートの装備です。

ソロベースではフライシートと地面の間に10㎝程度の隙間があったので、落ち葉や雪で隙間を塞いでいた方もいます。

ソロベースEXでスカートが標準装備され隙間の問題は解消されました。

隙間風を防いで保温効果を高めるほか、雨や虫の侵入を防ぐ効果も期待できます。

スカートも巻き上げ式なっていますので、スカートを捲っておけば通気性が良く換気も行えます。

ベンチレーター

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3つ目のポイントはベンチレーター(換気口)の設置です。

スカート装備のおかげでテントの隙間が小さくなりましたが、テント内の結露を防ぐためにも換気は必要です。

ベンチレーターも開閉可能ですのでこまめに換気するようにしましょう。

※このベンチレーターは薪ストーブの煙突口ではありませんので間違えて使用しないように注意してください。

飽きの来ないベーシックなテント

これまで3年以上ソロベースEXを使用してきましたが、まったく飽きの来ないベーシックなテントでソロキャンプの最高のパートナーです。

もちろん標準装備でそのまま使うこともできますし、工夫を凝らしていろいろなカスタムすることも可能です。

今回紹介した私が取り入れているカスタムアイテムをすべて導入すれば、標準装備のソロベースEXとは使いやすさ・居住性・見た目の印象が大きく変わってきます。

ソロベースEXの楽しいところはユーザーが多く、様々なアイデアが紹介されている点にあります。

是非、自分なりのソロベースEXの楽しみ方を見つけてください。

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