「キャンプをしたいのか?焚き火をしたいのか?」
焚き火を楽しみにキャンプに行く方も多いのではないでしょうか?
薪割りや焚き火調理など日常では体験できない”不便さ”も新鮮で、私も焚き火の魅力にやられキャンプにのめり込みました。
しかし、私はとても人間らしい人間で、どんどん楽な方へ流されていきました。
「薪割り?面倒!」「焚き火調理?火力が安定しないから嫌!」「寒い?石油ストーブで良いでしょ!」
次第に「焚き火しなくてもいいんじゃない?」という具合に焚き火をする回数が減っていきます。
みなさんはいかがでしょうか?
”焚き火の面白さ”もありますので、まったく焚き火をやらないわけではありません。
現状5回に1回程度。
では何故、私は焚き火をしなくなったのか?
11の理由を紹介します。
- 薪割りなどの準備が面倒
- 着火の手間
- 焚き火のにおい
- 乾燥
- 煤(すす)汚れ
- 洗い物
- 片付け
- 火力不安定・調理しにくい
- カセットコンロ・バーナー・アルコールストーブ
- 石油ストーブ・薪ストーブ
- ポータブル電源・モバイルバッテリー
なかでも最後の3つ(カセットコンロ・石油ストーブ・ポータブル電源)は、私が焚き火をしなくなった大きなきっかけです。
焚き火をしなくなった11の理由
私が焚き火をしなくなった理由は11個あげられます。
いずれも”横着な私”という人間性が招いた結果です。
みなさんもいくつか思い当たるところがあるのではないでしょうか?
薪割りなどの準備が面倒
焚き火をするには薪が必要ですね。
キャンプ場やホームセンターで販売されている薪はややサイズが大きいので、斧やナイフを使って着火しやすい大きさにしなければなりません。
薪割り作業は単純作業ですが重労働です。
とくに広葉樹の薪割りは大変で、斧やナイフなど鋭利な刃物を力強く扱うのでケガをする危険もあります。
また着火しやすいようにフェザースティックを作ります。
薪を削って”松ぼっくり”のように加工します。
器用な方はめちゃくちゃ綺麗なフェザースティックを作りますが、私は不器用なのでとにかくこの作業が嫌いでした。
着火の手間
「いざ着火!」しようと思ったらなかなか火が点かない。
焚き火あるあるですよね。
もちろん経験を積むことでコツを掴めますが、「素早く火を点けて安定させたい」というときに限って上手くできずにイライラすることもあります。
焚き火で「暖を取る」「調理をする」これらを期待していて、火が点かなかった場合はキャンプそのものが台無しになってしまいます。
焚き火のにおい
焚き火をすると煤(すす)のにおいが服に付きますよね。
結構頑固なにおいで洗濯しても残っていることもあります。
キャンプ中は鼻の中ににおいがついてしまって、ずっと焚き火のにおいがしてる気になります。
乾燥
近くで火を焚いているので乾燥は避けられません。
私は肌が弱く、乾燥すると吹き出物ができるたちです。
乳液を持参して、洗顔後塗っています。
煤汚れ
焚き火をした後の焚き火台、焚き火調理後の調理器具は煤汚れで真っ黒になってますよね。
この煤汚れは手や服に付きやすいのに、頑固で落ちにくいという非常に厄介な汚れです。
キャンプにお気に入りの服を着ていって煤が付いてしまったら、お気に入りから部屋着に格下げです。
キャンプに行くときは汚れても後悔しない服装が良いですね。
洗い物
煤汚れの調理器具はスポンジでこするだけでは落ちません。
金たわしでゴシゴシこすってやっと落ちるレベルです。
キャンプ場で洗わず家に帰ってからシンクで洗うと、シンクの中まで真っ黒になるので私は庭の水道で洗っています。
とにかく煤汚れの調理器具を洗うのは大変です。
片付け
焚き火後の片付けも面倒な作業です。
多くのキャンプ場で灰捨て場が用意されていますが、灰捨て場が無いキャンプ場もあります。
その場合は、自分で持ち帰らなければなりません。
また焚き火後の焚き火台は煤がビッシリ付いているので、片付け時には服や手に煤が付かないように注意が必要です。
火力不安定・調理しにくい
焚き火の炎は風の影響を受けるので、調理する場合は火力が不安定になります。
鍋を長時間火にかけているつもりでも、全然火が通らないこともあります。
料理上手な方ほど、火力の不安定さにイライラするのではないでしょうか?
カセットコンロ・バーナー・アルコールストーブ
カセットコンロ・バーナー・アルコールストーブといった便利なアイテムがあります。
キャンプで調理を行うならこれらのアイテムを使った方が、火力が安定して調理しやすいです。
火おこし作業も必要なく、ワンタッチで着火できるので使い勝手は抜群です。
とくにカセットコンロは使いやすさ・安定感ともに抜群で、なかでもアウトドア用に開発された「岩谷産業 タフまる」の存在は私が焚き火をしなくなったことに大きな影響を与えました。
サイズが大きいので荷物として若干かさばりますが、それを補うメリットの方が大きいです。
- 薪割りしなくても良い
- 灰・炭の片付けをしなくても良い
- 煤汚れなし
- 燃料となるCB缶(ガスボンベ)は入手しやすく安価
- 1泊のキャンプならCB缶1本で足りるのでコスパも良い
- 風の影響を受けにくく安定した熱効率
- 火加減の細かな調整可能で調理が簡単
石油ストーブ・薪ストーブ
暖を取るなら焚き火より石油ストーブや薪ストーブの方が暖かく快適です。
石油ストーブや薪ストーブの天板上で調理もできますし、煤汚れも一切付かないので洗い物も楽チンです。
とくに石油ストーブはワンタッチで点火でき、消すときも時間を掛けずに消火できるのがGOODなポイントです。
キャンプの朝、チェックアウトまでの短時間だけ暖を取りたいときも石油ストーブなら安心です。
キャンプにおいて石油ストーブは超優れものアイテムの1つです。
ただし石油ストーブのサイズは高さ40~50㎝、幅30㎝程度と大きいのでキャンプ場まで車以外の移動手段の方はなかなか持ち込めません。
- 薪割りをしなくても良い
- 灰・炭の片付けをしなくても良い
- 煤汚れなし
- 薪を買うより灯油の方がコスパが良い
- スイッチを入れるだけで簡単に着火できる
- 風の影響を受けにくく安定した暖かさ
- 天板の上で調理可能
ポータブル電源・モバイルバッテリー
キャンプでも”電気”を使えると”火”が必要なくなります。
暖を取りたければ電気毛布やホットカーペット。
調理するならクッキングヒーターやケトルなど調理家電は充実しています。
さらにスマホの充電はもちろん、Switchなどのポータブルゲームやパソコン・扇風機など快適に過ごすための家電も使えるようになるのでポータブル電源の導入は、焚き火をしなくなった大きなきっかけのひとつです。
ポータブル電源は価格が高いので入手するまでが大変ですが、入手してしまえば利用価値がとても大きなアイテムです。
- 薪割りしなくても良い
- 炭・灰の片付けをしなくても良い
- 煤汚れなし
- 火を使わないので安全
- 家電製品を使えるので遊びの幅が広がる
焚き火以外の楽しみ
では、焚き火をやらなくなったらキャンプの楽しみはなんなのか?
安心してください。
キャンプには焚き火以外にも楽しみがありますので紹介します。
オイルランタン
焚き火の炎を眺めるのは私も大好きです。
オイルランタンは焚き火ほど大きな炎ではありませんが、小ぶりな炎を眺められます。
また、オイルランタンの可愛らしい見た目も飽きがこないのでずっと眺めていられます。
使い込むほどにボディの色が変化していくオイルランタンにも愛着が湧きます。
オイルランタンの燃料には虫よけ作用のある燃料もあるので春~秋の虫対策にもバッチリですね。
星空観察
キャンプ場は自分たちの生活圏より標高が高い場所にあることが多く、まわりに灯りも少ないので天気が良ければ星がたくさん見えます。
とくに冬は空気が澄んでいるので普段見ることのできない数の星を見られます。
〇〇流星群の日に当たれば1晩のうちに幾つもの流れ星に出会えることも。
私も1時間程度、空を眺めていただけで10個以上の流れ星を見た経験がありますよ。
読書
キャンプ場(とくに平日)は静かなので読書するには最高の環境です。
私もキャンプに行くときは必ず1冊本を持って行きます。
私は紙の本が好きですが、最近ではスマホで読める電子書籍もオススメ。
なかには無料のタイトルもあったりするので読書好きには良いサービスです。
私が登録しているのはU-NEXT。
U-NEXTなら31日間の無料トライアル(お試し期間)もあるので気になる方は是非。
映画・アニメ
今はスマホがあればどこでも映画やアニメを楽しむことができます。
映画1本が約2時間くらいなのでキャンプ中に退屈している暇なんてありません。
またアニメが見られれば小さなお子さんがいるファミリーキャンプでも楽しめるのでオススメです。
先にも紹介したU-NEXTなら映画・ドラマ・アニメも多くの作品が見放題。
タイトル数が多くて、31日間の無料トライアルがあるU-NEXT。
キャンプに出掛ける前にチェックしてみてはいかがでしょうか。
ゲーム
Switchなどのポータブルゲームやスマホでできるゲームも楽しいですよね。
「せっかくキャンプに来たのだから自然を満喫したい」という気持ちも本当ですし、「キャンプ中でもゲームに没頭したい」という気持ちも本当です。
キャンプ中になにを楽しむかはあなた次第なので、好きなことに時間を使えば良いのです。
キャンプに来たことがすでに非日常なので、そこで体験する遊びはすべてが特別なものになります。
焚き火の魅力ももちろんある!
私がだらしない人間な故に、めっきり焚き火をする機会が減りましたが、焚き火が嫌いなわけではありません。
焚き火には焚き火の魅力があります。
燃え上がる炎・バチバチと薪が割れる音・風や虫の鳴き声。
夜の闇の中で自然の光と音の組み合わせに、自然との繋がり・神秘的な雰囲気を味わうことができます。
仲間と焚き火を囲えばコミュニケーションを深めるツールにもなります。
料理や音楽を楽しみながら親睦を深めるのも良いですね。
焚き火をしないキャンプも楽しい!
キャンプをはじめた頃は焚き火が楽しくてキャンプにハマりました。
今は焚き火をしなくてもキャンプを楽しめます。
私がキャンプをしなくなった理由はこちら
- 薪割りなどの準備が面倒
- 着火の手間
- 焚き火のにおい
- 乾燥
- 煤(すす)汚れ
- 洗い物
- 片付け
- 火力不安定・調理しにくい
- カセットコンロ・バーナー・アルコールストーブ
- 石油ストーブ・薪ストーブ
- ポータブル電源・モバイルバッテリー
とくに最後の3つは私にとって大きな要因です。
時代とともに便利な道具が増えています。
キャンプに上手に取り入れることで、より自分に合った楽しいキャンプを発見できますよ。
焚き火の魅力もありますが、焚き火をしなくても楽しむ方法は十人十色ですね。
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