「対流式石油ストーブには大型風防(リフレクター)が最適!」
冬キャンプで手軽に暖を取れて、レトロなデザインが可愛らしい対流式石油ストーブ。
私もニューアルパカストーブを使っていますが、冬キャンプでは欠かせないアイテムのひとつです。
しかし、
- 屋外では風の影響を受けてしまう
- 熱が360度に分散されて暖房効率が悪い
- 反射板の自作は面倒だからしたくない
このように感じている方も多いのでは?
これらの悩みは大型風防があればすべて解決します。
対流式石油ストーブに大型風防を設置するメリットは
- 風の影響がなくなる
- 暖房効率の向上
- 石油ストーブの種類を選ばない
- 手間がかからない
- 焚き火の風防としても1年中使える
- テントの保護もに役立つ
大型風防がひとつあれば、多くのメリットを得られます。
キャンプに対流式石油ストーブを持って行くなら、大型風防が使いやすいですよ。
対流式石油ストーブに大型風防が最適な理由
キャンプで人気の対流式石油ストーブ。
屋外で使用するためには風の影響や暖房効率などの対策を考える必要があります。
それらを解消するのアイテムが大型風防です。
では対流式石油ストーブに大型風防を組み合わせるとなぜ最適なのか?を紹介していきます。
最適な理由① 風の影響がなくなる
対流式石油ストーブは360度、どの角度からも風の影響を受けてしまいます。
風の影響を受けると石油ストーブが不完全燃焼を起こし、黒い煙がでるので驚いたことはありませんか?
これを防ぐために大型風防で対流式石油ストーブを囲ってしまいます。
囲ってしまえば風の影響を受けなくなり、炎は安定して不完全燃焼を起こすこともありませんよ。
大型風防の下部にはOリングが取り付けられていますので、3~4か所をペグダウンしておけば風で煽られても倒れることはありません。
最適な理由② 暖房効率の向上
対流式石油ストーブは360度全体に熱を発します。
屋内であれば部屋全体を暖めるのに効率が良いですが、屋外では熱が分散してしまうので暖房効率が悪くなります。
ですので大型風防で対流式石油ストーブを囲って、1方向へ熱を集めます。
風防は反射板とも呼ばれ、熱を反射する効果があります。
この反射効果で石油ストーブの前面はすごく暖かくなりますよ。
また、熱とともに炎の灯りも反射するので、夜間は照明としても機能します。
最適な理由③ 石油ストーブの種類を選ばない
対流式石油ストーブにも様々な種類・メーカーのものがあります。
私はニューアルパカストーブを使っていますが、友人はトヨトミレインボーストーブを使っています。
反射板を用意するには通常ストーブのサイズにあった物を選ばなくてはなりません。
大型風防ならストーブの種類を選ばず、どの対流式石油ストーブにも使えます。
今後、石油ストーブを買い替えたとしても、大型風防は新しい石油ストーブでも使用可能です。
最適な理由④ 手間がかからない
対流式石油ストーブの風防・反射板を自分で作る方も多いです。
100円ショップで販売されている反射板を使って作れば安価で手に入ります。
しかし、風への対策・反射による暖房効率は大型風防を使った方が圧倒的に高いです。
また自作するのは手間もかかりますので、とくに工作が苦手な方にはおすすめできません。
一応、私もニューアルパカストーブの自作反射板を紹介していますので、気になる方はこちらの記事を参考にしてください。
最適な理由⑤ 焚き火の風防としても1年中使える
大型風防の使用シーンは対流式石油ストーブの風防としてだけではありません。
焚き火の風防としても使えるので1年中使えるアイテムです。
このことを考えればコスパも良いですよね。
焚き火も石油ストーブと同様に、風の影響を受けてはまともにできませんので大型風防は必須アイテムです。
最適な理由⑥ テント保護にも役立つ
テント内に対流式石油ストーブを設置する場合、天幕付近にストーブがあるとテントを傷めたり、火災にならないか心配ですよね。
大型風防で石油ストーブ背面への熱を遮断すれば、テントを傷めるリスクも減るのでテント保護にも役立ちます。
私のようにソロ用テント(私の場合はソロベースEX)で使用する場合はとくに注意が必要です。
またテントを閉め切った状態での火気の使用は危険ですのでやめましょう。
- 風の影響がなくなる
- 暖房効率の向上
- 石油ストーブの種類を選ばない
- 手間がかからない
- 焚き火の風防としても1年中使える
- テントの保護もに役立つ
対流式石油ストーブ×大型風防にデメリットはあるのか?
では大型風防は良いことばかりでデメリットはないのか?
私としてはデメリットは無いと感じていますが、あえて上げるとしたら以下の3点。
- 価格
- 荷物になる
- バリがある
これらをデメリットとして捉えたとしても、得られるメリットの方が大きいです。
デメリット① 価格
大型風防はサイズ・メーカー・販売サイトによって価格にバラつきはありますが、おおよそ4000円前後くらいが目安です。(私の使っている大型風防は60㎝)
ちなみに私が自作反射板で使ったウインドスクリーン(small)は410円で手に入りますので、およそ10倍の価格。
しかし大型風防は
- 風の影響がなくなる
- 暖房効率の向上
- 石油ストーブの種類を選ばない
- 手間がかからない
- 焚き火の風防としても1年中使える
- テントの保護もに役立つ
これらのメリットを受けられることを考えれば、4000円払って大型風防を購入した方がコスパが良いです。
デメリット② 荷物になる
大型風防は小さいものではありません。
でもキャンプで対流式石油ストーブと使うということは、車で移動が前提としてありますよね。
はたして車で移動するのに大型風防が荷物になるといえるのか?
私の使っている大型風防は収納時のサイズが、
高さ60㎝×幅20㎝×厚さ1㎝
注目は厚さ1㎝。
厚さ1㎝なら適当な隙間に入りますよね。
私は大型風防を荷物としてカウントしていません。
デメリット③ バリがある
これは少々注意すべき点です。
薄型の金属製品なのでバリがある場合も。
私の購入したCAMP GREEBの製品はバリがあることを注意喚起し、サンドペーパーが同梱されています。
新品の状態でしたら開封時に焚き火用の革手などを装着し、使用前に大型風防全体の角をサンドペーパーで擦ってバリを落としておきましょう。
大型風防のサイズはどれがいいの?
大型風防はサイズがいくつかあります。
私の使っているCAMP GREEBの製品では30㎝~70㎝の間で10㎝刻みごとにサイズがあります。
ではどのサイズが良いのか?
対流式石油ストーブで使用する場合だけを考えれば、ストーブのサイズに合わせて40㎝~50㎝くらいが目安になります。
焚き火の風防としても使用する場合は、焚き火台の高さ+30㎝(炎の高さ)が目安になります。
私はピコグリル風焚き火台を使用しているので、+30㎝を考慮して60㎝の大型風防を選択しました。
自分の使っている対流式石油ストーブ・焚き火台の高さを把握して、大型風防のサイズを選びましょう。
広げたときの横幅は120㎝あるので、どんな対流式石油ストーブでも余裕があります。
重量は60㎝サイズで2㎏です。
金属製の大型風防と帆布性の風防どっちが良い?
風防(リフレクター)には金属製と帆布製の2種類あります。
ではどちらが良いのか?
対流式石油ストーブで使用する場合は金属製大型風防の1択です。
理由は熱の反射能力が高いから。
帆布製の風防は文字通り風除けとして考えた方が良いです。
金属製風防の特徴
金属製風防の特徴は「燃えない」「反射能力が高い」「灯りも反射する」「設置が簡単」。
これらがあります。
マイナスなのはデザイン性で帆布製の風防に劣るくらいです。
帆布製風防の特徴
帆布製風防の特徴は「テントにマッチしたデザイン」。
が上げられます。
キャンプもオシャレに楽しむ方が多いですので、見ためを重視したい方には帆布製がおすすめ。
風防は金属製がおすすめ
風防・反射板としての実用性は圧倒的に金属製の大型風防がおすすめ。
帆布製は燃えにくい素材で作られていますが、直火に当たれば燃えてしまいます。
焚き火の風防として使用する場合でも、距離を保つ必要があります。
その点、金属製の風防は燃えることはありませんので、焚き火のすぐきわに設置しても問題ありません。
熱を反射する効果も金属製が圧倒的。
また、帆布製風防の方が比較的価格が高いのでコスパも悪いです。
デザイン性は帆布製の方がカッコ良いですが、最近では金属製でもブラックモデルが登場して人気を集めています。
対流式石油ストーブ×大型風防で最高のキャンプを
キャンプで対流式石油ストーブをもっとも効率よく使うには金属製の大型風防が最適。
- 風の影響がなくなる
- 暖房効率の向上
- 石油ストーブの種類を選ばない
- 手間がかからない
- 焚き火の風防としても1年中使える
- テントの保護もに役立つ
デメリットを補って余りあるメリットの数々。
最近では灯油価格も高騰しているので、暖房効率を高めて暖かく冬キャンプを楽しみたいですよね。
対流式石油ストーブユーザーにはきっと役に立つアイテムですので、是非1度チェックしてみてくださいね。
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