「ソロベースEXにフロントウォールは必要か否か?」
「フロントウォールを取り付けて得られるメリット、またデメリットは何かあるのか?」
気になる方は必見です。
私がバンドックソロベースEXにフロントウォールを取り付けた感想は「もう手放せないアイテム!」です。
取り付けることで得られるメリットは
- 室内スペースを大きく拡張
- キャノピースタイルを維持したままテントを閉じられる
- 純正オプションだからカラー・サイズともにバッチリ
反対にデメリットは何か?
- 設営の手間が増える
- 天井のたるみ
トータルで考えるとメリットの方が圧倒的に大きいのでソロベースEX×フロントウォールの組み合わせは相性抜群です。
フロントウォールのメリット・デメリットの詳細、また設営手順を紹介していきます。
ソロベースEX×フロントウォールのメリット
ソロベースEXにフロントウォールを取り付けると得られるメリットが大きく、私にとってはマストアイテムになりました。
私が感じたメリットはこちら
- 室内スペースを大きく拡張
- キャノピースタイルを維持したままテントを閉じられる
- 純正オプションだからカラー・サイズともにバッチリ
室内スペースを大きく拡張
フロントウォールを取り付けるとテントを閉めた状態での室内スペースが大きく拡張され、通常サイズのコットを縦向きに設置できるようになります。
コットを2台置いても荷物を置くスペースが確保できるので、ソロベースEXでデュオキャンプも楽しむことが可能です。
また冬キャンプでは薪ストーブや石油ストーブの設置にも余裕ができますので、使いやすさが大きく向上しますよ。
キャノピースタイルを維持したままテントを閉じられる
ソロベースEXでの基本レイアウトは前幕を跳ね上げておくキャノピースタイルです。
通常、就寝時テントを閉じるときにはポールを抜く作業が必要なので面倒に感じている方も多いのではないでしょうか?
フロントウォールを使えばキャノピースタイルのままテントを閉じることができるので就寝時も楽々です。
純正オプションだからカラー・サイズともにバッチリ
フロントウォールはBUNDOK(株式会社カワセ)が販売している純正メーカーオプションです。
当然、ソロベースEXの2種類のカラー(カーキ・サンドベージュ)、それぞれに対応したカラーが用意されており見栄えもバッチリです。
もちろんサイズもピッタリ!
設営時に帳尻合わせをする必要がありませんので、テント設営に慣れている方なら初めての取り付けでも感覚的に設営できます。
取扱説明書は付属していますので安心してください。
BUNDOKがフロントウォールを発売する以前は、他社製品のパップテント用前幕(フロントウォール)を流用している方も見受けられましたがカラーが違うので相性が良いとは言えませんでした。
ソロベースEX×フロントウォールのデメリット
どんなに良いアイテムでも気になる点のひとつやふたつはあるはず。
フロントウォール取り付けで私が感じたデメリットはこちら
- 設営の手間が増える
- 天井のたるみ
設営の手間が増える
テント設営時の手間が増えるのは致し方ありません。
フロントウォールはソロベースEXの設営と並行して行う作業です。
ソロベースEXを設営した後にフロントウォールの取り付けはできませんので注意しましょう。
難しい作業ではありませんが、テント設営に不慣れな方は時間を要するかもしれません。
天井のたるみ
日中、キャノピースタイルで過ごす場合は、フロントウォールの前面をキャノピーの上に捲っておかなければなりません。
すると、前幕分の重みが天井にのしかかるので天井のたるみが大きくなります。
私はキャノピー部分の下にDODのスゴイッスをローチェアにして座るスタイルなのですが、頭が天井に干渉する場合があります。
たるみを少しでも軽減させるためにはテント設営をしっかり行い、テントに張りを持たせることが重要になってきます。
また、風が強い日はソロベースEX本体のスカート部分がめくれてしまうと、本体とフロントウォールに多少の隙間が生じます。
晴れの日でしたら気にする問題ではありませんが、雨の日に隙間ができると室内に降り込んでしまいます。
実際、私が初めてフロントウォールを取り付けた日は夜間に小雨の予報が出ていましたので心配でした。
簡単にできる対策としてはソロベースEX本体スカート部分のセンターにあるループとフロントウォールのループをカラビナなどでまとめて風で捲れにくくすることです。
また雨が降ると上記で紹介した天井のたるみに大きな水溜りができ、地面が緩むとペグの効きも甘くなるのでテント崩壊になりかねません。
雨の日は使用しない、または天井のたるみに水溜りができないようにキャノピーの片側のポールを外すなどして雨を逃がす工夫が必要です。
フロントウォールの設営手順
設営はフロントウォールのグロメットに先にポールを通してから、ソロベースEX本体のグロメットにポールを通すだけなので簡単ですが慣れるまではもたつく可能性を感じました。
ソロベースEXを設営するときに並行して設営します。
ポールをフロントウォール→ソロベースEX本体の順にグロメットに差し込んでいきます。
まずは両サイドのメインポールから。
テントを立ち上げたら次にキャノピーポールもメインポール同様にフロントウォール→フライシートの順に差し込む。
最後にフロントウォールの裾をペグダウン。
完成。
室内スペースが拡張されて自由度の高いテントに!
フロントウォール設置で得られるメリット・デメリットをもう一度確認。
- 室内スペースを大きく拡張
- キャノピースタイルを維持したままテントを閉じられる
- 純正オプションだからカラー・サイズともにバッチリ
- 設営の手間が増える
- 天井のたるみ
実際に使ってみると得られるメリットの方が大きく、デメリットはそれほど気になるレベルでもないので「フロントウォールは必要」と私は判断しました。
フロントウォールを取り付けると室内スペースが大きく拡張され、レイアウトの自由度の幅が広がります。
荷物置き場も十分確保でき、私が使っている薪ストーブGstove Heat Viewとの相性もバッチリです。
さらにメインポールをオプションの二股ポールに変更すれば標準のソロベースEXとは見違えるほど快適なテントになります。
ソロベースEXの可能性を大きく広げてくれるフロントウォール!
ひとたび体験してしまったらマストアイテム間違いなしですよ。
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