私がメインテントとして使用しているバンドックの”ソロベースEX”に冬キャンプでも快適に過ごせるよう薪ストーブを導入しました。
選んだ薪ストーブはGstove Heat View(ジーストーブヒートビュー)です。
ソロベースEXにGstove Heat Viewをインストールしてみましたので、その様子を紹介します。
アウトドア薪ストーブは屋外での使用を目的として製造されています。また各テント販売メーカーはテント内での火気の使用を禁止しています。テント内で薪ストーブを使用する場合は、火災・一酸化炭素中毒・火傷など安全面に注意しなければなりません。薪ストーブの正しい設置、十分な換気、一酸化炭素警報器の設置、就寝時は必ず消火、まわりの方への配慮など対策を施し自己責任のうえ楽しみましょう
必要なアイテム
まず必要なアイテムを揃えます。
必須アイテム
- ソロベースEX標準装備
- Gstove Heat View標準装備
- Gstoveオプション煙突ガード
- Gstoveオプションスパークアレスター
- 耐熱バンテージ・スパッタシート
- カラビナ・ガイロープ・ペグ
ソロベースEX標準装備
ソロベースEX本体は標準装備品が揃っていれば問題ありません。
インナーテントを取り付けると薪ストーブと干渉する可能性がありますので、インナーテントは取り付けません。
Gstove Heat View
薪ストーブはGstove Heat View標準装備品。
ソロベースEXで使用する場合は追加煙突は無くて大丈夫です。
Gstoveオプション煙突ガード
テントと高温になった煙突が直接触れないように、煙突周りをガードするアイテムです。
ソロベースEXで薪ストーブを使う場合は必須アイテムです。
Gstoveオプションスパークアレスター
薪ストーブの煙突からは火の粉が飛び出します。
TC素材のソロベースEXでは火の粉程度ではおおよそ問題ありませんが、大きな火の粉がテントに当たると焦げることもあるようなので注意が必要です。
スパークアレスターはメッシュ状の煙突で火の粉が飛び出すのを抑制してくれますが、完全になくなるわけではありません。
耐熱バンテージ・スパッタシート
煙突ガードを取り付けても完全に熱を遮断できるわけではありません。
念には念をいれてテントが焼けないように私は煙突ガードにはスパッタシートを、煙突には耐熱バンテージを巻き付けてテントを保護します。
またスパッタシートは地面に敷く用の物も用意しておきましょう。
地面を保護するために必要です。
カラビナ・ガイロープ・ペグ
煙突が倒れないよう必ずカラビナ・ガイロープ・ペグを使って固定しましょう。
煙突が倒れると反動で本体も倒れますので危険です。
標準装備で用意されている煙突最上部の火の粉止め煙突はカラビナを掛けるフックが付いていません。
オプションのスパークアレスターにはフックが3箇所ありますのでそれを使って固定できます。
出来れば用意しておきたいアイテム
必須ではありませんが用意出来ればあった方が良いアイテムです。
ソロベースEX二股ポール
ソロベースEXの二股ポールがあると薪ストーブを設置しやすくなります。
標準ポールでも薪ストーブの向き次第でインストールすることは可能ですが、二股ポールにすれば薪ストーブの設置場所で悩む必要はありません。
ダンパー付き煙突
薪ストーブは吸気量と排気量を管理して火力を調整します。
ダンパー付き煙突は排気量をコントロールできる機能が付いています。
常に吸気・排気を全開にしておくと薪の消費量が多くなるのでストーブ内の火が安定したら、吸気・排気を抑えて燃費を高めます。
灰の受け皿
長時間薪ストーブを使用しているとストーブ内に灰が溜まります。
灰が溜まると吸気の妨げになるので定期的に付属のスクレーパーを使って灰を掻き出しましょう。
その際、本体ドアの下にステンレス製の灰の受け皿があると便利です。
100円ショップで売っているもので構いません。
いざインストール
薪ストーブを設置するには倒れないように安定した場所に置く必要があります。
テント設営に入る前に傾斜がなく平らな土地か、デコボコが少ないか確認しましょう。
ソロベースEXを通常通り設営し終わったら、薪ストーブを設置します。
ソロベースEXのキャノピー側から向かって左側の穴はベンチレーターです。
煙突口ではありませんのでここから煙突を出すのはやめましょう。
煙突は左右どちらのジッパーから出しても良いのかもしれませんが、私はベンチレーターが付いている左側から出します。
薪ストーブのドアを開閉したときに出る煙を早く外に逃がしたいので。
ソロベースEXと煙突ガードの位置が合っているかしっかり確認しましょう。
煙突に直接触れているのはNGです。
煙突を出したらスパークアレスターのフックにカラビナを掛けガイロープを使って3箇所しっかり固定します。
これで設置は完了です。
ソロベースEXとGstove Heat Viewは実はとても相性が良いんです。
Gstove Heat Viewは他の薪ストーブに比べて脚の長さが短く、本体と地面の隙間は10㎝程度です。
ソロベースEXの身長は頂点部で110㎝しかないうえに三角形なので、薪ストーブの脚が長いと本体とテントが近くなり過ぎます。
他のテントでGstove Heat Viewを使う場合はオプションで延長脚が販売されていますので、こちらの使用をオススメします。
薪ストーブ本体が低いと薪をくべる作業がしづらいというデメリットもあります。
薪ストーブの魅力
- 圧倒的な暖房能力
- ストーブ上での調理
- 炎をながめられる
圧倒的な暖房能力
薪ストーブは石油ストーブやガスストーブに比べて暖房能力が高いです。
ソロベースEXのような小さいテントなら真冬でも暑く感じるほどです。
安全に配慮して正しく使えばとても頼もしいアイテムです。
ストーブの上で調理
ストーブ上で調理できるのも大きな魅力です。
火力も申し分ないので他の熱源はなくても大丈夫かもしれません。
焚き火と違って調理器具が煤(すす)まみれになることもないので洗い物も簡単に済みます。
炎がながめられる
Gstove Heat Viewは本体ドアが耐熱ガラスになっていてストーブの炎をながめることができます。
テント内で炎のゆらめきをながめていると癒されますよね。
またストーブ内の燃焼具合を確認できるのもうれしい機能です。
ソロベースEX×Gstove Heat Viewのコンビが格好良い
ソロベースEX×Gstove Heat Viewの組み合わせは格好良さも抜群ですよね。
見ているだけでも十分楽しめます。
男臭さが溜まりません。
またバンドックからソロベースEX専用オプションのフロントウォールも発売されましたので、こちらも併用すればソロベースEXがクローズ状態でも広く使えてGstove Heat Viewをより快適に楽しめそうです。
アウトドア薪ストーブは屋外での使用を目的として製造されています。また各テント販売メーカーはテント内での火気の使用を禁止しています。テント内で薪ストーブを使用する場合は、火災・一酸化炭素中毒・火傷など安全面に注意しなければなりません。薪ストーブの正しい設置、十分な換気、一酸化炭素警報器の設置、就寝時は必ず消火、まわりの方への配慮など対策を施し自己責任のうえ楽しみましょう
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