キャンパーが行く山登り!富士登山最短ルートの富士宮ルート編

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真夏の期間は暑くてキャンプに行きたくないので、少しでも涼しい場所を求めて山登りをすることにしました。

今回は山登りの大定番「富士山」に行ってきましたのでその様子をご紹介です。

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目次

富士宮ルート日帰り

富士登山には主要な4つのルート(吉田ルート、須走ルート、御殿場ルート、富士宮ルート)があります。

吉田ルートは山梨県側からのアプローチで他の3つのルートは静岡県側からのアアプローチになります。

今回登った富士宮ルートの特徴は登山口の標高が4つのルートの中でもっとも高い場所に位置し、歩行距離・歩行時間がもっとも短く、ルートの山頂小屋から剣ヶ峰(3776m)までの距離も最短というなんとも魅力的なルートです。

ただし、歩行時間が短いということは勾配が急ですし富士宮ルートは岩場も多いので、登りでは高山病のリスク・太ももやふくらはぎへの負荷、下りでは転倒や捻挫・膝への負担が大きくなるので注意が必要です。

富士宮ルートの標準コースタイムは登り5時間~5時間30分、下り3時間~3時間30分程度です。

ちなみに私のコースタイムはこんな感じ

日帰りで達成できる山ですが、体力に自信のない方は山小屋に宿泊してご来光を眺めてくるプランがオススメです。

2022年の富士登山シーズンは7/10~9/10まで、またこの期間は五合目登山口までのマイカー規制が行われるため、富士宮ルートの場合は水ヶ塚駐車場からシャトルバスかタクシーでの移動になります。

ちなみにシャトルバスは往復2000円。

運行時間は登り6:00~17:00までの1時間毎

下り7:00~18:00までの1時間毎

所要時間は35分です。

バス乗り場で検温チェックと富士山保全協力金1000円を求められます。

検温をクリアするとリストバンドが配布されます。

登山口から六合目

水ヶ塚駐車場から6時の始発バスに乗って登山口へ。

6:40分頃に到着しましたが高度に体を慣らすた為、すぐには登らず30分程ボーっとしたり足回りのストレッチをします。

五合目に売店と仮設トイレがあります。

ここの仮設トイレは無料で利用できますが、登山開始して山小屋でトイレを借りると200円かかりますので最初に済ませておくことをおすすめします。

朝はガスっていて景色はまったく見えず五合目ですでに寒かったのでウールのベースレイヤーにTシャツ・アウターを装備。

7時過ぎに登山開始

登山口から六合目までは富士宮ルートの中では比較的穏やかな登りですが、私の場合は体にエンジンがかかるまで少し時間を要するので多少息が上がります。

この間の距離は短くあっという間に六合目です。

六合目付近まではいろんな高山植物を見ることができますよ。

花の名前はわかりませんが…

六合目から新七合目

六合目に到着したら水分補給だけしてすぐに出発。

この辺りから空が晴れて日差しが強くなりアウターを脱ぎます。

体も温まり調子が上がってきましたが、三河本宮山でのトレーニングのようにマイペースを保ちつつ一歩一歩を小さく丁寧に。

岩場では3点支持が出来るように私はストックを使いませんでした。

須走ルートのような穏やかなコースではストックがあると楽ですが、富士宮ルートのような勾配が急で岩場のルートでは手を付けるようにした方が私は上り易いです。

六合目から新七合目までは富士宮ルートの中で歩行時間が一番長いかもしれません。

新七合目から元祖七合目

新七合目に到着したらカロリーメイトとアクエリアスで5分程度の休憩。

私は体が冷えるのを嫌って登山中に大休止は取りません。

富士登山なら山小屋ごとに座って5分程度の休憩と歩行中に30秒から1分程度立ち止まる休憩を所々で入れていくスタイルです。

自分に合った登り方が一番ですからね。

新七合目をしばらく進むと次の山小屋が!

やっと八合目と思いきや…

元祖七合目というガッカリさせられるパターンです。

元祖七合目から八合目

富士宮ルートでは高度が高くなるにつれ岩場が本格化してきます。

太ももやふくらはぎに大きな負担がかからないようコースの中でもどこを通るか見極めは重要です。

また富士宮ルートは登りと下りが同じコースを通ります。

中にはコースが細くすれ違いがしにくい箇所もあります。

登山では登りが優先というマナーがありますが、富士登山をしている方には登山未経験者も多くそのマナーを知らない方もみえます。

ゆずりあいの心をもって互いが安全に歩けるように努めましょう。

この日は八合目付近からまたガスの中に。

寒くなったので再びアウターを着て岩場も多くなるので手を怪我しないように手袋も着用します。

八合目から九合目

富士登山をしていると自分と同じくらいのペースの人と何度か追い越したり追い越されたりします。

むきになって追い越したり差を付けたりしようと思うと体への負担が大きくなりますので、マイペースを維持して「あの人も頑張っているから自分も頑張ろう」というモチベーションに換えます。

九合目に向かう途中は強風で、次第にガスが取れると雲海が広がっていました。

普段見ることの出来ない景色を見られるとテンションが上がります。

九合目から九合五勺

九合目を過ぎたところに残雪がありました。

さすがは日本一の山!真夏でも雪が残っている姿が見られて嬉しくなります。

しかし上を見あげるとあるはずのない山小屋が…

九合五勺でした。

つまり9.5合目。

思わせぶりな山小屋です。

九合五勺から山頂小屋

九合五勺を過ぎると快晴で頂上が見えている状況でしたのでゴールを確認出来て気持ちが楽に!

以前、富士宮ルートで登山したときは頂上手前で登山渋滞していましたが、この日はまったく人が少なく最後まで自分のペースで登れました。

強風は収まらず山頂では砂ぼこりで顔が砂だらけに。

やはり富士山の山頂は何度登っても嬉しいですね。

いざ剣ヶ峰へ

迷いましたがせっかく来たので剣ヶ峰まで行くことにしました。

剣ヶ峰までの登りは超急登で地面も砂でずるずるに滑るので危険です。

コースサイドにある鉄柵に捕まって行くのがおすすめですが、柵の向こうは切れ落ちているので間違って転倒したら奈落の底です。

強風と高所で富士登山の最難関と言って過言ではありません。

剣ヶ峰は各ルートからの登頂者が記念撮影待ちをしています。

下山

剣ヶ峰まで行ったら下山しました。

火口を回る「お鉢巡り」は1時間程度歩かなければなりませんし、過去に2度体験しているので省略します。

下山は心肺機能的には楽ですが、転倒の危険や膝への負担が大きいので慎重に進みます。

苦労して稼いだ高度がみるみるうちに下がっていくので寂しい気持ちになります。

下山は体力消耗が少ないのでノンストップで五合目まで。

五合目は小雨が降っていてミストで体をクールダウンしているような感覚でした。

バスで駐車場まで戻ると下界は大雨!

山の天気の変わり易さを身をもって体験しました。

私は富士宮ルートと須走ルートは登ったことがあるので来年以降、吉田ルートと御殿場ルートにも挑戦したいですね。

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