「キャンプ用薪ストーブ、就寝時は必ず消しましょう!」
冬キャンプのお楽しみ薪ストーブ。
炎を眺めながら暖かく過ごせて、天板では調理もできる冬キャンプに最適なアイテムです。
しかし、正しい使い方をしていないと取り返しのつかない大事故につながることも。
とくに気を付けたいのが就寝時。
薪ストーブの管理をする人がいないまま、火を点けっぱなしで寝るのは危険です。
ここでは
- 薪ストーブ、就寝時に消すべき理由
- 薪ストーブ事故を起こさないための対策
を紹介します。
私も薪ストーブは大好きなキャンプアイテムなので安全に使って、キャンプを楽しみましょう。
薪ストーブを就寝時に消すべき理由
キャンプ用薪ストーブ、寝るときはどうしてますか?
最も安全な使い方は「就寝時は消す」こと。
これですべての事故の原因を防げます。
就寝時に薪ストーブを消すべき理由と、就寝時に起こりうる薪ストーブの事故をあげていきます。
理由① 一酸化炭素中毒を防ぐ
薪ストーブ事故と聞いてまず注意すべきなのが一酸化炭素中毒。
一酸化炭素は薪が湿っていたり、燃焼室内に酸素が足りていないときに起こる不完全燃焼から発生します。
一酸化炭素は色も臭いもないので気付きにくく、次第に頭痛、吐き気、めまいなどの症状が現れます。
眠ったまま一酸化炭素が充満すると大変危険なので、就寝時の薪ストーブは消すべきです。
理由② 強風による煙の逆流
強風の日に薪ストーブを使用していて、煙突から風が吹き込みテント内に煙が逆流した経験はありませんか?
私は何度かこの体験をしていますが、とても焦ります。
就寝時は薪ストーブの管理をする人がいなくなるので、強風の吹込みによる煙の逆流が起こっても気づきませんよね。
薪ストーブ使用時は必ず火を管理する人、定期的に換気する人を設置しなければなりません。
理由③ 火災を防ぐ
薪ストーブから起こる火災に煙道火災(煙突火災)があります。
これは煙突に付着したタールが高温で自然発火して起こる火災。
主な原因は普段の煙突メンテナンスを怠り、付着したタールを溜めてしまうこと。
寝るときに薪ストーブを消してしまえば火災が起こる心配もありまん。
また日々のメンテナンスを怠らないことも大切です。
- 一酸化炭素中毒を防ぐ
- 強風による煙の逆流
- 火災を防ぐ
薪ストーブ事故を起こさないための対策
薪ストーブは就寝時に消すことが大前提ですが、活動時間でも事故を起こさないための対策を考えます。
対策① 管理する人を設置する
薪ストーブ使用時は必ず火の管理をする人を設置しましょう。
火を点けたまま放置は危険です。
くべる薪の量や吸気口の調整、定期的な換気作業もしっかり確認し正しい使い方で楽しみましょう。
対策② 使用後のメンテナンス
薪ストーブを使用すると煙突に煤(すす)やタールが付着します。
これを放置すると煙突が詰まり排煙がうまくいかず煙の逆流や、煙道火災(煙突火災)の原因になります。
使うたびに煙突内をステンレスブラシで擦るだけの軽作業なので、毎回掃除を心がけましょう。
対策③ 一酸化炭素警報器の設置
一酸化炭素警報器を設置するのも対策のひとつです。
しかし2000円~3000円程度で販売されている安価な警報器は不具合をおこす可能性があります。
一酸化炭素警報器を設置してもそれに頼らず、十分な換気を行うことの方が遥かに重要です。
- 管理する人を設置する
- 使用後のメンテナンス
- 一酸化炭素警報器の設置
もっとも安全な方法
薪ストーブは就寝時消すことがもっとも安全な方法です。
事故を起こしてキャンプを台無しにしたくなかったら、薪ストーブを消してから眠りましょう。
正しく使えばキャンプがとても楽しくなるアイテム間違いなしですよ。
私も冬キャンプでは欠かさず薪ストーブを使っていますよ。
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