「あなたのキャンプギア無くなっていませんか?」
キャンプギア盗難被害をSNSで毎日のように目にします。
キャンプギアは高額なものが多く、人気アイテムはフリマサイトで定価よりも高値で取引されるケースもありターゲットにされます。
被害にあわないためには
- 盗まれやすい状況
- 盗まれないための対策
これらを意識してキャンプを楽しみましょう。
盗まれやすい状況はどんなときか?盗まれないための対策は何があるのか?を紹介していきます。
簡単にできる対策もありますので、是非チェックしてみてください。
玉置恭一
公式サイト:https://kinkoterasu.com/
鍵・金庫のスペシャリスト/防犯アドバイザー
所有資格等:総合防犯設備士
22歳から鍵職人として始動。
ジャパンロックレスキューサービス株式会社 専務取締役、株式会社ミライアン 代表取締役を経て、ジャパンベストレスキューシステム株式会社入社。
同社退社後、株式会社ミライアン再始動。 現在は凄腕鍵開け職人として、多数のテレビ番組にも出演中。
キャンプギア盗難対策① 盗まれやすい状況を知る
まず、キャンプギアの盗難を防ぐために盗まれやすい状況を回避しなければなりません。
テントを離れるとき
キャンプ場に着いたら場所取りのためにテント設営をして、荷物を下してから観光に出かける方がみえます。
人気キャンプ場は混雑するので気持ちはわかりますが、テントやその他のキャンプギアは無防備になってしまいます。
テント設営後は留守番が1人以上いるのが好ましいですね。
ソロキャンプ
ソロキャンプではトイレや炊事場に行くとき、どうしてもテントは無人になってしまいます。
長時間テントを離れるわけではないので、このあと紹介する対策をすれば盗難は防げます。
フリーサイトでのキャンプ
フリーサイトのキャンプ場ではそれぞれ好きな場所に自由にテントを設営できます。
流行の人気アイテムや高額キャンプギアを見せびらかせているとターゲットにされてしまう可能性も。
お気に入りのキャンプギアを自慢したい気持ちを抑えて、できるだけ人目につかないようにしましょう。
夜間・就寝時間
タープの下にキャンプチェアやランタンを置いたまま、テントの中で寝る方も多いはず。
就寝中は物を取られても気づかないので、大切なキャンプギアは必ずテントの中にしまって保管しましょう。
ソロキャンプであってもゆとりのあるテントを使用して、荷物をしまっておくことをオススメします。
- テントを離れるとき
- ソロキャンプ
- フリーサイトでのキャンプ
- 夜間・就寝時間
これらの状況は注意が必要です。
住宅の侵入窃盗と同じで留守、就寝時は狙われやすいと言えます。
番外:盗難されやすいキャンプギア
SNSを見ていると様々なキャンプギアが盗難被害にあっています。
なかでもよく目にするのがキャンプチェアとランタン。
これらは夜間テントの外に放置したままの方も多いのではないでしょうか?
また最近ではポータブル電源の盗難もあります。
ポータブル電源は高額アイテムですし、とても便利なものなのでターゲットにされやすいです。
キャンプ場を離れている間にテントを盗まれてしまうケースもあるので、とくに人気のテントは注意が必要です。
- キャンプチェア
- ランタン
- ポータブル電源
- テント
- その他、流行のアイテム
これらが盗難被害の多いキャンプギアです。
盗まれて後悔する前に次の対策を活用して、大切なキャンプギアを守りましょう。
キャンプギア盗難対策② 盗まれないための対策(全11選)を実施
盗まれないための対策は気を付けるだけで簡単にできる対策と、防犯グッズを使った対策の2パターンあるのでそれぞれ紹介します。
簡単にできる対策6選
簡単にできる対策は特別な防犯グッズを使用せず、意識するだけで誰でもできる盗難対策です。
まずはこれらから実施しましょう。
キャンプ場選び(オートキャンプ場・管理人)
キャンプ場選びはとても大切です。
オススメしたいのはオートキャンプ場。
オートキャンプ場であればテントの横に車を停められるので、大切なキャンプギアは車内にしまってロックしておけばOK。
管理人さんが常駐しているキャンプ場もおススメです。
怪しい人がいれば管理人さんに相談しましょう。
ただし、24時間管理人さんが常駐しているキャンプ場は少ないので、夜間の対策は必須です。
「人がいる」と思わせる
盗難は人がいないときに発生します。
つまり、「人がいる」と思わせることができれば盗難を防げます。
テントを離れるときは、テントの出入り口に見えるように靴やサンダルを置いて、テント内に人がいるとアピールします。
夜間の場合はテントを離れるときも、テント内はライトを点けておいて人がいるようにカモフラージュしましょう。
高額アイテムは車の中へ
オートキャンプ場であれば、車の中でキャンプギアを保管する方法がもっとも安全です。
絶対に盗まれたくない高額アイテムは車内にしまって、しっかりロックを掛けておきましょう。
見せびらかさない・目隠し
最新のキャンプギアを自慢したい気持ちは理解できますが、盗難を防ぐためには見せびらかさないことが賢明です。
使用していないときはテントの奥にしまって、ブランケットを被せるなどして目隠ししておきましょう。
外に放置しない
テントを離れるときや就寝時に、外にキャンプギアを放置しないことは基本中の基本。
キャンプギアはすべてテント内にしまいましょう。
放置したままにするのは、盗難に対する意識が低すぎます。
テントを閉める
日中はテントを開けたまま過ごすことが多いですが、テントを離れる際はテントを閉めましょう。
これも基本です。
また夏場は、テントではなくタープでキャンプすることもあります。
絶対に盗られたくないものは車の中へ。
- キャンプ場選び(オートキャンプ場・管理人)
- 「人がいる」と思わせる
- 高額アイテムは車の中へ
- 見せびらかさない・目隠し
- 外に放置しない
- テントを閉める
これらは基本的な対策で、誰でも簡単にできる対策です。
盗難被害にあう可能性を小さくするために、できることは全て実施しましょう。
防犯グッズを使った対策5選
続いて、防犯グッズを使った対策を紹介していきます。
簡単に手に入るものもありますので、できる範囲で導入しましょう。
南京錠
南京錠でテントのファスナーに鍵をかけることは有効な対策です。
南京錠は100円ショップでも購入できるので、コスパの良さからもオススメ。
ダイヤル式の南京錠なら鍵を無くす心配もありませんね。
鈴
どうしてもテントの中に入りきらないキャンプギアには、鈴のストラップをつけておくと良いです。
揺らせば音が鳴るので、盗られる前に気付くことができるかもしれません。
防犯ブザー
ストラップが引っ張られたり、ピンが抜けたりしたら大音量で警告するアイテムです。
警告音が鳴れば就寝中でも、トイレや炊事場などの少し離れた場所にいても絶対に気付きます。
ただし、音が鳴るとまわりの方にも迷惑をかけるので、誤って警告音が鳴らないように設置は慎重にしましょう。
センサーライト
人感センサー探知のセンサーライトを使えば、人が近づいてきたらライトが点くので警告になります。
主に夜間の盗難対策グッズです。
またセンサーライトは、夜間にテントのロープやペグに足を引っ掛けることを防止する意味でも役に立ちます。
ラジオ
「人がいる」と思わせることのできるアイテムとしてラジオも有効です。
テントを離れる際も周りの方に迷惑を掛けないボリュームでラジオを流しておく良いでしょう。
- 南京錠
- 鈴
- 防犯ブザー
- センサーライト
- ラジオ
盗難対策として有効な防犯グッズを紹介しました。
私のオススメは南京錠とラジオ。
南京錠は安価で手に入りますし効果の高い防犯グッズ。
ラジオは盗難対策以外にもキャンプ中のBGMとしても最適です。
グッズを使って物理的な対策を打つことによって防犯意識の高さのアピールにもなります。
窃盗犯のターゲットから外れるためにも施錠、音、光で対策を行い意識の高さをアピールしましょう。
それでも心配な方には保険
「そんな対策だけではまだ不安」、「盗難対策ばかりしてたらキャンプが楽しくない」そう思われる方には保険もあります。
アウトドアレジャー保険で人気なのが「モンベル野あそび保険」。
1日単位で加入でき、盗難にも対応してくれます。※詳しくはモンベル野あそび保険HP。必ずご自身で保険内容を確認して下さい。
できる範囲で万全の対策を!
大切なキャンプギア絶対に盗まれたくないですよね。
上記で紹介した対策全11選
簡単にできる対策6選はこちら
- キャンプ場選び(オートキャンプ場・管理人)
- 「人がいる」と思わせる
- 高額アイテムは車の中へ
- 見せびらかさない・目隠し
- 外に放置しない
- テントを閉める
防犯グッズを使った対策5選はこちら
- 南京錠
- 鈴
- 防犯ブザー
- センサーライト
- ラジオ
簡単にできる対策は全部取り入れたいところですが、防犯グッズを使った対策についてはできる範囲で取り入れましょう。
南京錠・ラジオくらいは比較的ハードルも低いのでオススメですよ。
しかし盗難対策のことで頭がいっぱいになってしまっては、せっかくのキャンプがつまらなくなってしまいます。
「キャンプギアが盗難されることもある」ということを意識して注意しつつ、キャンプを楽しむことに重点を置きましょう。
非日常を楽しむのがキャンプの醍醐味ですが防犯対策は日常同様意識を持って行いましょう。
窃盗犯のターゲットになってしまうような行動はしない。
そして対策を打つことによって窃盗犯のターゲットから外れる。
この記事を参考に対策を行なって非日常を楽しみましょう。
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