「一泊二日の軽バン車中泊を快適にするためにポータブル電源を導入したい」
ポータブル電源は容量によって価格が大きく異なりますので、迷われている方も多いのではないでしょうか?
ポータブル電源の容量は大きければ大きいほど使える電化製品の幅は広がりますし、連続使用時間も向上します。
ただし、軽バン車中泊では限られたスペースを有効に使うために、持ち込む電化製品・車中泊アイテムを厳選しなければなりませんよね。
そこで私がたどり着いた答えが「一泊二日の軽バン車中泊では500Wh~700Wh程度の小型ポータブル電源で足りる」です。
実際、私が一泊二日の軽バン車中泊で現在使用しているポータブル電源はエコフローのRIVER 2 MAX。
容量は512Wh、定格出力は500Wですが十分なスペックだと感じています。
500Wh~700Whのポータブル電源があればどんな電化製品が使えるのか、また使えない電化製品は何なのかをまとめておきます。
500Wh~700Whのポータブル電源で使える電化製品例
500Wh~700Whのポータブル電源で使える電化製品はどのくらいあるのか気になりますよね。
ざっと思いつく電化製品を一覧にすると
電化製品名 | 消費電力 |
スマホ(充電時) | 5~16W |
LEDライト | 5W |
サーキュレーター | 20~30W |
Switch(本体充電時) | 39W |
小型冷蔵庫 | 30~60W |
電気毛布 | 35~55W |
ノートパソコン | 45~65W |
プロジェクター | 135~180W |
炊飯器 | 350~450W |
こんな感じです。
スマホ・LEDライト
スマホの充電やLEDライトの使用程度でしたらポータブル電源は必要ありません。
もっと安価で手に入れることができるモバイルバッテリーで十分です。
サーキュレーター
春~秋にかけての軽バン車中泊では必需品ですね。
サーキュレーターの消費電力の目安は30Wですので、私が使用しているRIVER 2 MAXでも10時間以上は連続使用できる計算になります。
Switch(ポータブルゲーム機)
軽バン車中泊でもポータブルゲームを楽しみたい方も多いですよね。
任天堂Switchは充電時の消費電力が39Wなので500Wh~700Whのポータブル電源があれば余裕で充電できます。
小型冷蔵庫
食材を保存するのに小型冷蔵庫が使えると便利ですよね。
500Wh~700Whのポータブル電源では丸一日冷やしておくことはできませんが、半日程度なら連続使用可能です。
日中に買い出しに行って夜まで冷やしておくことは十分できます。
電気毛布
冬の軽バン車中泊ではマストアイテムですね。
電気毛布を使いたくてポータブル電源の導入をお考えの方もいると思います。
電気毛布だけなら500Whのポータブル電源でも8時間程度は連続使用できるので一晩快適に眠れますね。
ノートパソコン
軽バン車中泊をしながらノートパソコンで仕事をされる方、安心してください。
ノートパソコンがあれば仕事以外にも動画も楽しめるので嬉しいですね。
プロジェクター
プロジェクターは消費電力が大きめなので連続使用時間は2時間程度ですね。
映画一本見れる程度です。
炊飯器
炊飯器を使えるのには私も驚きました。
軽バン車中泊でも炊き立てごはんを頂けます。
このあと紹介しますが調理家電は使えないケースが多いので、炊飯器が使えるのは嬉しいです。
500Wh~700Whのポータブル電源では使えない電化製品
500Wh~700Whのポータブル電源は小型~中型のポータブル電源に位置づけられ、万能なポータブル電源ではありません。
ポータブル電源の容量と定格出力はおおよそで比例して大きくなります。
私が使っているRIVER 2 MAXの容量は512Whで定格出力は500W。
一つ上位機種のRIVER 2 Proは容量768Whで定格出力は800W。
このように容量の大きな機種ほど、定格出力が大きくなり使える電化製品の幅・連続使用時間が増えます。
使いたい電化製品の消費電力が自分の持っているポータブル電源の定格出力より大きい数字だと使えないことになります。
例えば、消費電力50Wの電気毛布を使うには定格出力が50W以上のポータブル電源でないと使えません。
また消費電力50Wの電気毛布を1時間使うには
50W×1時間=50Wh(ワットアワー)
50Whの容量を必要とします。
2時間なら
50W×2時間=100Wh
という具合です。
ただしポータブル電源では電力ロスが発生しますので容量を100%使い切ることはできません。
実際にはポータブル電源容量の8~9割程度を上限目安として考えておいた方が良いです。
では、500Wh~700Whのポータブル電源で使えない電化製品の一覧は
電化製品名 | 消費電力 |
電子レンジ | 500~1300W |
IH卓上コンロ | 750~1000W |
ハロゲンヒーター | 800~1000W |
ドライヤー | 1100~1300W |
電気ケトル | 1200W |
熱を発生させる電化製品は消費電力が大きいことがわかります。
馴染みのある調理家電はほとんどが500Wh~700Whのポータブル電源では使用できません。
なかでも電気ケトルが使えないのは驚きですね。
電気ケトルでお湯を沸かしてカップ麺を食べるには大型のポータブル電源が必要になります。
しかし探せば消費電力500W以下で使える調理家電もありますので人気のアイテムを一部紹介しておきます。
象印沸とう電気ポット
ちょこっと家電おひとり様グリル鍋
など低消費電力で使える調理家電を探してみるのも面白いですね。
一泊二日の軽バン車中泊は500Wh~700Whのポータブル電源で
調理家電は使えないものの、一泊二日の軽バン車中泊は500Wh~700Whのポータブル電源があればサーキュレーターや電気毛布が使えるので1年を通して楽しむことができます。
そもそも軽バンなのであれもこれも電化製品を持ち込んでは邪魔になりますし、一泊二日過ごすライフラインをすべて電気で賄うことにも無理があります。
例えば夏場ならサーキュレーター、冬場なら電気毛布をメインで使うことを考え、余裕がありそうなら他の電化製品を使ってみるくらいがちょうど良いです。
電気ケトルのような便利アイテムを使えないのは残念ですが、容量の大きなポータブル電源はそれなにり本体サイズも大きくなりますし、購入金額もかなり高価なものになります。
消費電力500W以下でお湯を沸かす方法は他にもありますし、一泊二日の軽バン車中泊でポータブル電源を使って何をやりたいのか優先順位を立てると効率良く電力を使えますよ。
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