近ごろキャンプ、登山、釣りとアウトドアブームの勢いがすごいですよね(^.^)
なかでもキャンプは有名芸能人の間でも人気が高くテレビ番組でもよく取り上げられるようになり、その注目度の高さがうかがえます。
そんなキャンプをはじめとするアウトドアシーンでマストなアイテムになるのがナイフですよね!
アウトドアで使用するナイフと言っても種類、用途、価格様々なものがあり、その中から1本のナイフを選ぶのって結構難しいんですよね(^^;
特に初心者の方にとってはキャンプ中のどんな場面でナイフを使用するのかイメージが湧きづらいと思います。
ですのでアウトドアナイフの最初の1本にオススメしたいのがマルチに使えるナイフということになります。
そこでご紹介したいのがモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーというナイフ!
キャンパーの間では超メジャーなナイフで知らない人はまずいないと思います。
僕も実際に使用していてキャンプ以外にも釣った魚を締めたりするのに使用します。
マルチに使えるモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーを僕の使用感も含めてレビューしていきたいと思います。
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティー基本情報
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーにはブレード(刃)素材がカーボン製とステンレス製の2種類があり、それぞれにメリット・デメリットが存在します。
ブレード素材 | カーボンスチール |
ハンドル素材 | ラバー |
刃体の長さ | 約10.4㎝ |
全長 | 約22.4㎝ |
重量 | 104g(ナイフのみの重量) |
刃厚 | 約3.2㎜ |
シース素材 | プラスチック |
ブレード素材 | ステンレススチール |
ハンドル素材 | ラバー |
刃体の長さ | 約10.4㎝ |
全長 | 約22.4㎝ |
重量 | 104g(ナイフのみの重量) |
刃厚 | 約3.2㎜ |
シース素材 | プラスチック |
カーボン製のメリット・デメリット
カーボン製のメリットは、硬く切れ味が良い点、メンテナンス(砥ぎ)のし易い点が上げられます。
一方で水に弱く、錆びやすいといったデメリットがあり小まめなメンテナンスが必要となってきます。
あらかじめ黒錆加工を施す事で赤錆の発生を抑制するという方法もありますが、初心者の方には難易度が高めかもしれませんね(^^;
カーボン製の特徴からバトニングやフェザースティックなどブッシュクラフトよりの使用目的が中心で、道具の小まめなメンテナンスが好きな方向けということがいえます。
ステンレス製のメリット・デメリット
ステンレス製のメリットは、水に強く錆びにくい点、切れ味が落ちにくいといった点が上げられます。
一方、デメリットはカーボン製に比べて切れ味が劣る点、メンテナンス(砥ぎ)が難しい点にあります。
ステンレス製の特徴からメンテナンスの頻度は少なく済みます。
初心者の方や僕のように海でも使用するという方はステンレス製の方が扱い易いです。
僕もステンレス製を使用しています(^^)/
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーを使ってみる!
実際にアウトドアシーン、主にキャンプでモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーを使用してみましょう。
キャンプ中にナイフを使用する場面といえば薪割り(バトニング)、火口作り(フェザースティック)、料理あたりが代表的ですね(^^)/
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティー1本でどこまで対応できるのでしょうか?
それぞれ見ていきましょう。
薪割り(バトニング)
キャンプの醍醐味といえば”焚き火”ですよね(^.^)
焚き火をするには「薪」を用意しなければなりません。
自分の山を持っていて薪を自由に手に入れられる環境の方以外のほとんどの方がホームセンターやキャンプ場で販売されている薪を購入すると思います。
購入した薪は太い状態のものが多いですので薪割りをしなければなりません。(表面積を増やして燃焼効率を良くするため)
一般的にイメージされるのは切り株の上に丸太を立てて大きな斧を振りかぶる薪割りですが、近ごろ流行りのキャンプでいうところの薪割りはそんな大袈裟なものではありません(^^;
ハチェットと呼ばれる手斧を使って薪を割るか、ナイフで薪を割るかです。
ナイフで薪を割ることをバトニングと呼びます。
やり方は
①片手でつかめる程度の薪を準備し、薪を立ててナイフのブレード(刃)部分で抑える。
②もう片方の手で別の薪を掴み、ナイフの背の部分を叩いて薪を割る。
※単純な作業ですが力を入れて刃物を扱うの作業なので皮手などの厚手の手袋を着用して怪我には十分注意しましょう。
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーでもバトニングは出来ます!
ただし、条件が限定的という印象を持ちました。
理由は2つあります。
ナイフのタング幅
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーでのバトニングが限定的な理由の1つはナイフのタング幅にあります。
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーは刃厚はしっかりありますが、バトニングをするにはタング幅が若干頼りないです(-_-;)
アウトドアナイフはブレード(刃)部分とハンドル(柄)で構成されていますがハンドル(柄)部分にどれだけ金属が入っているか?これがタング幅です。
タング幅によってナイフの強度が変わります。
もっとも強度の高いのがフルタング!
ブレード(刃)部分と同じ厚みで、ハンドル(柄)部分と同じ幅の金属をハンドル(柄)となる素材で挟んだ形状のナイフです。
フルタング形状のナイフなら強度が高いのでバトニングで使用しても破損しにくいナイフということになります。
一方、モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーはナロータングという形状になります。
ナロータングはハンドル(柄)内部の金属がハンドル(柄)幅より小さく削られハンドル(柄)素材で包み込まれるような形状になっています。
軽量化はされていますがフルタングに比べて強度が落ちます。
僕はバトニングをしていてナイフが折れた経験はありませんが、実際にバトニングをしていてナイフが折れた話を聞いたことがあるのでバトニングでモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーをガンガン叩くのには少し不安が残ります(-_-;)
針葉樹と広葉樹
2つ目の理由は薪となる木の種類です。
薪となる木の種類は「針葉樹」と「広葉樹」があります。
針葉樹の代表的な木はスギやヒノキです。
特徴は木の密度が広葉樹に比べて低く柔らかい木です。
火が付き易いですが、火持ちが短い薪です。
購入する場合も広葉樹より安価で販売されています。
一方、広葉樹はナラやクヌギに代表され、木の密度が高く硬い木という特徴です。
火が付き難いですが、火持ちの長い薪になります。
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーでバトニングする場合、針葉樹の薪でしたら問題なくこなすことが出来ます。
※ただし、針葉樹でも節の入っている薪は硬いのでNGです。
広葉樹となると薪が硬いので刃の入りが悪くなりナイフを何度も叩く必要が出てきますので、上記で指摘しましたタング幅の関係で不安が出てきます。
キャンプに慣れれば慣れるほど広葉樹を好んで使うようになると思いますので、ナイフとは別にハチェットを用意しておくことが無難です。
以上の2つの理由でモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーでのバトニングは条件付きという感想を抱きました。
火口作り(フェザースティック)
つづいて火口作り(フェザースティック)です。
焚き火をする際、太い薪に直接火を付けようとしてもなかなか付くものではありません。
そこで薪や枝をナイフで羽のように薄く削って火が付き易いように火口を作ります。
これがフェザースティックです。
上手な方がフェザースティックを作るとめちゃめちゃ細かく火が付き易いものが出来ますが、これには練習が必要です(^^)/
そしてナイフの切れ味も大きく影響してきます。
ではモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーではどうでしょうか?
先にも紹介したように僕はステンレス製のモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーを使用していますが、フェザースティック作りは快適に出来ます。
まずモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーは刃厚が3.2㎜と厚いのでパワーがあります。
またハンドル(柄)部分の素材がラバー素材なので手元が滑りにくく、力を込め易いです。
僕自身フェザースティック作りはとても上手とは言えませんが黙々と快適に削れるので好きな作業です(^.^)
上手に出来たときは気持ち良いですしね(^^♪
※メタルマッチで火の粉を飛ばす場合はフェザースティックだけだと着火しにくいので麻紐などの火口を別途用意しておくことをおすすめします。
料理
キャンプで食べるご飯が格別に美味しく感じるのは僕だけではないはず(^^)/
最近ではYouTubeやSNSで美味しそうなキャンプ飯をたくさん見かけますね。
普段僕が家で食べているメニューより遥かに美味しそうなものばかりです(^^;
キャンプ飯を作る際に包丁の代わりに使用するのがナイフになりますが、モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーは料理に向いているのでしょうか?
野菜を切る、肉を切る、そんな作業は当然余裕で出来ます。
ナイフなのでものを切るということは得意分野ですね。
しかし、ニンジンの皮をむく、ジャガイモの皮をむくなどの細かな作業になると扱いにくさを感じます(^^;
刃厚が厚いことはモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーの持ち味ではありますが、皮むきのような繊細な作業では弱点になってきます。
キャンプでは細かな作業が必要な料理はしないから大丈夫!という方にはモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーで十分事足りますが、料理にこだわりを持っていて自宅で作る料理と同じレベルで料理を作りたい!という方には不向きかもしれません(^^;
またカーボン製のモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーを使用する場合は注意が必要ですが、カーボン製のナイフはとてもデリケートで錆がすぐに発生します。
例えばバトニング、フェザースティック作りをしてしばらく放置したナイフを料理で使おうと思ったら錆が(゚Д゚;) なんてことが本当にあります。
錆びたナイフを料理で使うのは抵抗ありませんか(^^;
そういった点からもステンレス製のナイフの方が取り回しが楽で良いんですよね(^^)/
1本でひと通りの作業をこなせるナイフ
実際に僕がモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーを使用した感想を述べさせていただきましたがいかがでしょうか?
最初にも言いましたがナイフは本来使用目的、用途によって使い分ける必要があります。
例えばバトニングに特化したいのならナロータングのモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーよりフルタングのナイフを選択すべきだし、料理に特化したいのならキャンパーの間ではオピネルナイフなんかが有名ですよね。
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーがすべての分野において優れているナイフという訳ではありません(^^;
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーならそれ1本でアウトドアシーン、キャンプシーンのひと通りの作業をこなせるナイフという点で優れています。
悪い言い方をすれば浅く広くカバー出来るといった感じです(^^;
キャンプに行くのに用途に合わせてナイフを複数用意するのも嵩張りますし、初心者の方にとっては用途別にナイフを購入しようとするとそれなりのコストも掛かってきます。
モーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーはコスパ的にも優れていますし、なによりキャンパーの間で名が通っているということはそれだけ信頼されている証であると思います。
そういった意味でモーラナイフ コンパニオンヘビーデューティーはアウトドア初心者の方が最初の1本に選ぶナイフとしてマルチに使えてオススメということが出来ます。
アウトドア経験が増えてくれば自分のアウトドアスタイルが確立され、それにより選ぶアイテムが変わってきます。
その時に自分のスタイルに特化したナイフを選べば良いと思いますよ(^.^)
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