キャンプを快適に楽しむためにテント選びはとても大切です。
大前提としてテントの機能面(通気性、耐水性、居住性など)を考慮したうえで、見た目にもこだわりをもちたいですよね。
今、機能面とおしゃれな雰囲気を兼ねそろえ支持を得ているのがワンポールテント!
なかでも、おすすめしたいのがTC素材(ポリコットン素材)を使用した生地で作られたTCワンポールテントです。
TC素材(ポリコットン素材)とはポリエステルとコットンの混紡素材のことで耐火性、通気性が高いという特徴をもっています。
今回は数あるTCワンポールテントの中から人気のある3つのTCワンポールテントをご紹介しようと思います。
テンマクデザイン サーカスTC
今のワンポールテント人気の火付け役となったのがテンマクデザインから発売されたサーカスTCです!
TC素材を使用したワンポールテントがリーズナブルに手に入るということで注目が高まり、特徴的なトンガリ頭と人目を惹くサンドカラーの組み合わせは、おしゃれキャンパーを中心に一大ブームを巻き起こしました。
初代モデルが発売されて5年が経った今でも人気は衰えることなく、再販されれば数日のうちに完売してしまうほどです。
2021年現在サーカスTCはスポット販売(再販時期と数量が決まっている)になっていますので公式サイトやAmazonなどで再販時期を確認して狙っておくと良いでしょう!
現在はサーカスTCに大きな前室が付いたサーカスTCDXが主力アイテムになっています。
サーカスTCの主な特徴は以下の4点。
- 五角形
- 凍結に強いビスロンファスナー
- 人気の高いサンドカラー
- 必要最低限のセット内容
5角形
今回紹介する他の2つのTCワンポールテントは6角形ですがサーカスTCは5角形です。
使ってみた感じで5角形であることにメリットがあるとは思いませんでしたが、強いてあげるとすれば角が1つ少ない分ペグダウンする回数が減るということです。
初心者の方にとっては設営の難易度は少しでも低い方が良いですよね!
凍結に強いビスロンファスナー
サーカスTCの出入り口に使われているファスナーは樹脂製のビスロンファスナーで凍結しにくいという特徴があります。
冬でもキャンプを楽しめるように考えてくれているのが嬉しいですよね。
人気の高いサンドカラー
「サンドカラーってベージュでしょ?」って思いがちですがサーカスTCのサンドカラーって本当に目立つんですよね!
キャンプ場では必ずと言っていいほどサーカスTCが目に入ってきます。
サンドカラーは普通のベージュとは違い人目を惹く魅力のあるカラーなんですよ!
必要最低限のセット内容
サーカスTCのセット内容はフライシート、センターポール、設営に必要なペグとガイロープ、設営ガイドのみです。
インナーテントもグランドシートと付いていません。
必要最低限のセット内容だから低価格を実現できています。
インナーテントやグランドシートが欲しいという方は純正オプションで購入するか、社外品から購入する必要があります。
サーカスTCの強みは人気の高さゆえ、社外品からもサーカスTCの便利アイテムが発売されているところにあると言えます。
クイックキャンプ TCワンポールテント
クイックキャンプから発売されているTCワンポールテントは初期装備からフルセット内容です!
価格はサーカスTCより5000円高く設定されていますが、メッシュタイプのインナーテントとグランドシートが最初から付いての価格ですので破格と言って良いでしょう!
クイックキャンプTCワンポールテントなら後々、オプション品を買い増しすることなく1年中キャンプを楽しむことが出来ます。
カラーはグレーとネイビーの2色展開ですので「他のキャンパーさんとテントがカブるのは嫌っ!」という方には好まれます。
クイックキャンプTCワンポールテントの主な特徴は次の4点
- リップストップ加工
- 撥水加工、カビ防止加工
- メッシュインナーテント
- グランドシート
リップストップ加工
リップストップ加工とはテント生地を格子状に縫い込むことで、ひっかき傷や破れに強い生地に補強されている加工です。
穴が空いてしまった場合でも、そこから破れが広がってまうのを防ぐことが出来ます。
キャンプでは木の枝やペグにテントを引っかけてしまうアクシデントが起こりますので補強されたテント生地なら安心できますね。
撥水加工、カビ防止加工
TC素材(ポリコットン素材)はコットンが混ぜてあるので、水を含み易く乾きにくいという弱点があります。
しっかり乾いていないまま収納してしまうとカビの原因になってしまいます。
撥水加工、カビ防止加工で弱点を補っているあたりが、さすがクイックキャンプといった感じですね!
メッシュインナーテント
虫が活動する季節になるとテント内への虫の侵入が気になります。
クイックキャンプTCワンポールテントはメッシュタイプのインナーテントがあるので安心です。
しかもフルサイズですのでテント内全体が蚊帳で覆われているイメージ!
メッシュタイプですので通気性を損なうことはありません。
グランドシート
お座敷スタイルのキャンプを楽しもうと思うのでしたらグランドシートは必須です。
グランドシートが初期装備に入っているのは大きなメリットですね!
インナーテント、グランドシートともに取り外し可能ですのでテント内のレイアウトは自由ですよ。
テントファクトリー TCワンポールテントRG
テントファクトリーのTC素材(ポリコットン素材)は他の2つのテントとは少し違います。
サーカスTC、クイックキャンプTCワンポールテントはコットン35%、ポリエステル65%に対してテントファクトリーTCワンポールテントRGはコットン65%、ポリエステル35%とコットンの割合が高くなっています。
コットンを含む割合が高くなることで生地の耐久性も向上します。
テントファクトリーではさらに裏側にコーティング加工を施すことで耐久性に優れた「Hi-TC」と呼ばれる素材を採用しています。
しかし耐久性を高めるコーティングで通気性が落ちるのか「結露が発生し易い」という声も聞かれます。
テントファクトリーTCワンポールテントRGの主な特徴は4点。
- メッシュドア(2重仕様)
- 耐水圧2000㎜
- 巻き上げ式スカート
- グランドシート
メッシュドア
テントTCワンポールテントRGはインナーテントが付いていませんが出入り口が2重仕様になっています。
外側はフライシート、内側はメッシュドアになっている為、メッシュドアにしておけばメッシュインナーテントを装着しているのと同じような効果が得られます。
インナーテントを設営しなくても良いので設営効率が高いです。
耐水圧2000㎜
耐水圧はテント生地の雨に対する耐性を示す数値です。
耐水圧についての詳しい解説はワークマン公式に書かれています。
雨の日にキャンプに出掛けるかどうかはさておき、テントが雨に対してどの程度の耐性をもっているのかが数値化されていて分かりやすいですね。
巻き上げ式スカート
スカートはとくに冬のキャンプで風の吹き込みを防ぐのに大きな効果を発揮します。
サーカスTCもクイックキャンプTCワンポールテントもスカートは装備していますが巻き上げ式ではありません。
スカートを巻き上げておくことで換気性能が向上します。
グランドシート
テントファクトリーTCワンポールテントRGもグランドシートは標準装備です。
RGというモデルに改良されてグランドシートが標準装備に変更になったのでユーザーの多くがグランドシートを求めているということが読み取れます。
テントにピッタリサイズのグランドシートがキャンプにおいて重要だということです
形は似てるけど、細かなところを見ていくとそれぞれ特徴が違うんだよ!
ワンポールテントは設営が簡単だから初心者にもオススメできるテントだよ。
初心者にもおすすめTCワンポールテント
上記でご紹介したTCワンポールテント3選はどれも良いテントです。
共通して言えることは、どのテントも設営ガイド付きで初心者の方でも簡単にテント設営が出来ることです。
ワンポールテントはそもそもが設営簡単なテントですが、設営ガイドに沿って行えばペグを打つ位置も迷うことはありませんので心配要りません。
またTC素材は耐火性が高く火の粉が当たった程度では生地にダメージを受けることはありません。
キャンプ初心者がよくやる失敗談として「テントの近くで焚き火をしていたら、風に煽られた火の粉がテントに当たって穴が空いた」というものです。
ポリエステル製のテントは火の粉が当たれば簡単に穴が空くので注意が必要です。
しかしTC素材なら安心です。
通気性の高いTC素材は結露が発生しにくいという特徴もあります。
TCワンポールテントはテントの扱いにあまり慣れていない初心者の方でも扱い易いテントですので、最初のテントとしても本当におすすめなんですよ。
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